やけに輪郭のはっきり見える光だったので、海にでかける。
須磨の海岸は、ワカモノであふれかえっていて、
地元の海、というより、大阪の繁華街みたいで、
気分が悪くなってすぐに引き返す。
空と海の広さに、
ゆったりと身を預けたい、なんてのぞみは、
とうていかなえられるような場所じゃなかった。
子どものころ家族で遊びに来たこの海は、
にぎやかだったけど、もっとおおらかで落ち着いていた。
もうあのころとは違うんだ。
2008-08-10
やけに輪郭のはっきり見える光だったので、海にでかける。
須磨の海岸は、ワカモノであふれかえっていて、
地元の海、というより、大阪の繁華街みたいで、
気分が悪くなってすぐに引き返す。
空と海の広さに、
ゆったりと身を預けたい、なんてのぞみは、
とうていかなえられるような場所じゃなかった。
子どものころ家族で遊びに来たこの海は、
にぎやかだったけど、もっとおおらかで落ち着いていた。
もうあのころとは違うんだ。
2008-08-04
海が見たい。
ちがう、見たいんじゃない。厳密には。
海のそばにおっとりたい、ぼんやりと。
昨年は、撮影で訪れた舞子の海に、
ほんのすこし救われた、気がした。
かつて、好きになったのは、
おおらかで、広い海のようなひとだった。
海に近い土地の陽射しが好き。
内陸の陽射しは、逃げ場のない感じがして辛い。
海のこと、すこし、
想っているうちに、
やわらかい風がふく。
夕涼み、散歩に出かけよう。
2007-09-18
舞子の海。
こういう撮影も悪くない、のかもね。
生まれてはじめて、海に陽が沈むのを見とどけた。
橋のうえでちょうど月が折り返す。
その傍にたたずむ赤い星。
海のうえ、広がる空のふところ。
夜の闇にこまかく隠れた星ぼし。
船が繁く行き交うさま。
潮風が肌にまとわりつく感触。
からだの調子も悪かったけれど、
それ以上にこころの調子が悪くて、
じくじくしたこころ、
海にすこし浚えてもらったのかもしれない。