母から電話がかかってきた。
母:鷲田先生の「京都の平熱」。
わたし:知ってるよ。最近出た本だよね。
母:リサさんへって。
わたし:?
しばらく、理解ができなかった。
母:リサさんへ献本が届いてる。
わたし:父ちゃんじゃなくって?
母:おじょうちゃんに…だそうよ。
今日はいくつかよつばのクローバーが開いて、
白いミニバラもつぼみをほころばせたから、
きっといい日になると思ったけれど、さすがにこんなサプライズは想像だにしなかった。
京都を題材にした著書で、写真も鈴木理策さんの写真だからということで、
父ではなくわたし宛に献本してくださったとすれば、その心遣いに目眩がしそう。
如月に届いた印画紙にはじまり、今年は、身にあまるできごとが多い。
実家に帰るのは明日の晩なのに、そわそわしている。
どうも今夜は眠れそうにない。