昨夕、三日目の月を見上げながら、もし仮にここを去ることがあるなら、
遺したいのはこの地を愛したということなんだろうな、ということを考えていた。

人生の残り時間を考えたとき、
遺したいのはきっと、この世界を愛したということなんだと思う。

人生の折り返し地点にさしかかって、
去りゆく者として自分を想定するようになった。