ぼんやりと、5年くらい先のことを考えながら夜道を歩いていたら、
光の筋がのびやかに頭上を通り過ぎる。

あまりにゆったりとしていたせいもあって、
流星だと思いあたるのは、少し経ってからのことだったけれど、
そのタイミングなら、そのとき想像していたことは、
いくぶん、叶うのかもしれない。

つい卑近なところに目線が下がってしまうこともあるのだけれど、

いただきを見失わないように
足下を見くびらないように