ひとり屋台は、孤独であるという点で、
あるしんどさを背負ってはいるけれど、組織に属さない気楽さがある。

逆に言えば、組織のなかでひとに揉まれて学ぶことが、学べていない。
ひとと一緒に仕事をすることがあって、強く感じた。

そうとう自覚的でないと、あたまでっかちのまま、
自分ひとりのことしか考えない人間になってしまう。

教職に就いている友人がかつて言っていたこと。
狭い世界で「センセイ」と呼ばれ続けて、意識的でなければ、
長い教師生活のなかで自分は偉いのだと勘違いしてしまう、
そういう先生がたくさんいる、と。

それぞれの立場で内容は違うけれど、
危機感を抱いておかなければならないことがらはあるのだと思う。

わたしの場合は、組織に属していないことで、
ひとから学ぶ機会を損なっているということを、
肝に銘じておかなければならない、と思う。