スキャン待ちの読書が食傷気味になったので、DVDを借りてみる。ディスプレイが2台あると、こういうときに便利なんだな。
ツ●ヤの戦略にまんまとはまり、4本レンタル。
かたつむり食堂、プール、妹おすすめのクヒオ大佐…と、もう1枚はヒミツ。
かもめ食堂、西の魔女が死んだ、かたつむり食堂、と、料理をつくることと食べることに軸を置いて、暮らしを描き出す作品が最近増えているな…と思う。
飽食のこの国にあって、あたりまえであったはずの、料理を丁寧につくって食べることが、ユートピアのように描かれる不思議さ。
生活者の実感としては、素材の値段に関わらず、こんなもんでいいかと適当に食べ物を口に運ぶときががいちばん貧しく、丁寧に料理したものをゆっくりいただくときがいちばん贅沢に感じられる。
だが、こうも繰り返し理想化しなければならないくらい、わたしたちの食の風景は貧しくなっているのだろうか。
敬老の日の「ご長寿」特集で伝えられるところによると、家族と一緒に食事をする方は、たくさんの品数を会話をしながらゆっくり食べるため、血糖値の上昇がゆるやかにおさえられ、長生きの傾向にあるとのこと。
妙に真剣に見てしまった。