LISA SOMEDA

備忘録 (9)

備忘録

 
  1. 写真が奥行きを約めてしまうことによる見えの変容
  2. 平面、あるいは平面が仮構された状況。及び、その平面への介入
  3. 透けてみえる対象が映像のように感じること(質感の混在が原因?)奥行きが失われるように感じること

人間の視覚では捉えられない無意識の世界をレンズが〜という話ではなく、ひとは見ているつもりになっているが、そもそも目の前にあるものすらあまり見ていない、とあらためて。

備忘録

 

いくらでも考えるべきことはあるのだけれど…
造形や表現を生み出すときの、プリミティブな衝動や、感覚を忘れないように。

頭だけで考えることも危険。ほんとうに「腑」に落ちているか。身体に訊いてみる。
一見、理屈が通っているように思えることも、実感がともなわなかったり、違和を感じるときは立ち止まろう。

写真は、被写体の意味や物語に安易に回収されてしまうから気をつけること。あくまでも「画面で何が起こっているか」「画面との間に何が立ち上がりうるか」に留まり続けること。

備忘録

 

思っていたより晴れていたので、一部夕陽が逆光になる場面あり。少し撮影ポジションをズラして対応。建物の窓に反射する夕陽に対応するのが難しかった。歩行者、自転車の往来が例年より多かった。

2011年7月23日(土)
17:50〜21:30
絞り8.0
シャッタースピード 1/60〜2min
79コマ(有効数70くらい)

備忘録 11-04-02

 

最終更新から6ヶ月以上経っているなんて…

パウル・クレー展に行きたいなぁと思って調べていたら、少し本を読んでみたいと思って。以下、メモです。

  • ・造形思考
  • ・造形理論ノート
  • ・無限の造形
  • ・クレーの日記
  • ・パウル・クレー/記号をめぐる仮説

入手困難なものもあるので、手に入るのから。環境の変化を理由に、ずいぶん長い間、思考が停止してる。

少し遅めスタート

 

19時に撮影をスタートする。少し遅れたかなぁ…とか。

長時間露光の途中にひとや自転車が横切ることが多かったので、遮光板を持ち込んだのは大正解だったと思う。昨年は、その度に、撮り直しをしていたから、その分、撮影も早く進められる。

今年は、最後のコマの位置でカップルが花火をしていたのが、良かったなぁ。

2008年から3年、17時スタート、18時スタート、19時スタートで撮ったから、並べて見比べてみようと思う。

川がずいぶん増水していたけれど、とにもかくにも、雨が降らないで良かった。

◆備忘録
撮影 7/18 19:00〜22:30
60コマ前後(220のフィルム 3本以内で納まる)
F8.0 1/4〜2min

備忘録

 

最近のキーワード。

  • ・つながりそうもないものごとの間をつなぐこと
  • ・へだたり-奥行き
  • ・眼で触診する
  • ・スピード
  • ・制度

備忘録

 

きちんと暗くなった時点で、ISO800 / 絞り22 / 1/2s〜(場所によっては8s)

絞り、どこまで譲れるか、段階的に絞りをかえてテスト。できれば、明朝。スケジュールがきつい。

備忘録

 

キーワード

  • とじこめる、ひらく
  • 転倒、そして反転
  • 手でこねくりまわしすぎない
  • 適度な硬度
  • 閉塞感を追求する、か、越え出るか
  • おおらかさ、のびやかさ、かろやかさ
  • さりげなさ

備忘録

 
  • 写真の画面上で何が起こっているかということに意識的であること。
  • 隔たり、distanceという意味でも、differenceという意味でも。
  • 何がうつされているかではなく、イメージの強度、緊張感、そういった映像としての写真の評価軸を自分の中に持つこと。
  • 現実の光景と、写真の画面上のイメージとの差異におもしろさを感じていること。
  • ひとの視覚、ものの見方の特性を、カメラアイのつくりだすイメージとの差異によってあぶりだすこと。

日々悶々と考えていること。雲散霧消してしまうまえに。