月曜日に聞いた森山大道さんのことばが耳に残っていて、用事のついでと言いつつも、ずいぶん大阪の街を歩いたと思う。

大阪は地下鉄でしか移動しなかったから、地上を歩くと、案外コンパクトな街なのね。京都にない情景に触発されて、気がついたらけっこうシャッターを切っていた。

大阪が京都と違うのは、変化もまたしゃあないと受け入れる、あっけらかんとした空気が街から感じられることかな。京都は、かわらないことの価値を知りすぎている、と思う。

一足に転地とはいかなくても、撮る街をかえてみたら、あたらしいことが見えるかもしれない。