天井の物音に気づいたのは一週間ほど前のこと。
姿こそ見えないものの、
どうも、お向かいの家の解体を機に、
ねずみ一家が引越してきた様子。
母に相談すると、
「家ねずみだったら、家の守り神。古い家にはつきものだから。」
と言われ、とりあえず、様子をうかがいながら暮らしている。
が、このねずみたち、深夜になると大運動会をはじめるのだ。
どたん、とととととと。どたん、どたん。
古い家だけに、天井板も薄く、足音もツツヌケ。
寝入りばなにやられたらたまったものではなく、
この数日でまったく不眠気味になってしまった。
野良猫もウロウロしてるし、そのうえねずみまで…。
「動物も住めないような町はあかん」と、大家さんは言うけれど、
いざ、わがこととなると、「共存共生」がいかに難しいか。
深夜の大運動会さえやめてくれたら、仲良くするのになぁ…。