SHUKUGAWA

これを撮りながら、モネの睡蓮を思い出した。水面に映る映像(木々)と、浮かんでいる紅葉によってかろうじて規定される透明な水面と、透けて見える川底の藻や石。実体と映像が交差していて、たまに自分が何を見ているのか混乱する。とりわけ写真では、ピントをどこにあわせるかを厳密に要求されるから、「何を見ているのか」を絶えず自問せずにはいられない。