妹が、誕生日祝いにあたたかみのある素敵なポーチをくれた。
「化粧ポーチだけど、化粧道具入れないなら、フィルム入れにしてもいいかなぁって思って。」
ときに妹はかわいらしいことを言う。姉のことをよう見てるというか…。
ささやかな選択だけれど、ここで化粧道具を入れるか、フィルムを入れるか、というのはきっと、人生の大きな選択に通じている。このポーチに化粧道具を入れる人が歩む人生と、フィルムを入れちゃう人が歩む人生はきっと全然違ったものになる。
そう思ったら、ものおじ、どちらも選べなくて。
ぐずぐず、ぐずぐず。