昨年中にどっさり蓄えた体重をなんとかしようと思い週2のペースで泳ぎはじめて早4ヶ月。プールって意外と無言のコミュニケーションが発達する場なのだと気づいた。
同じコースにいる相手のスピードと自分のスピードを勘案して、スタートするタイミングを調整してくれる人と同じコースになると、ペースを乱されずに長く泳げる。滅多にないことだけれど。
自分より遅いひとのときは、スタートを少し遅らせて相手との距離を稼いでおくとか、自分より早いひとの邪魔にならないように、良いタイミングでうまく抜かしてもらえるように相手の位置に応じてスタートをズラす。自分のスピードとまわりの人のスピードを客観的に比較できないといけないし、けっこう頭脳戦。
コースの端と端。話をするわけでもアイコンタクトをするわけでもないけれど、ちゃんと調整してもらっているときは、がぜん泳ぎやすいので、そのことがとてもよくわかる。直接コンタクトを取るわけではないけれど、うまくいったときだけは、コミュニケーションが成立している実感がある、不思議なコミュニケーションだ。