元旦、午前0時の星空は明晰だった。

思いがけない瞬間に、ものごとの本質にさらっと触れるようなこと、めっきり少なくなった。日常の些事に埋没して、感覚が鈍ってきているのかもしれない、という危機感。

鋭利でありたい。