互いに侵食しあいながら、それでも共に在るさま。

ネガチェックを続けながら、気になるコマを拾っていると、光や影、物の「せめぎあい」に惹かれているんだと思う。それが写真として成功しているかどうかは、別としても、関心があるのは、共存とか、混在とか、そういうこと。

画面から都合の悪いものを引いて成立するのではなくて、
そこにあるもの全てで成立すること、とか。

削いで削いで純化する、というのではなくて、
不純のままに見えてくるもの、をじっと見ること。