LISA SOMEDA

ねこ (7)

小石川の猫

 

小石川の猫

決して動物が好きなわけではないのだけれど、3年間ネコ屋敷に住んだせいか、猫を見るとついカメラを構えてしまう。

しかし、猫って器用に寝るもんだなぁ。寝返りうたんのか…

GとY

 

GとY

たぶん、この二匹は同じころに生まれたんだと思う。
左のほうは緑色の目をしていて、右のほうは黄色い目をしている。

ほんで識別するのに、GとY。

Gは積極的にえさをねだりにくるし、カメラを構えてもあまり警戒もしていないけれど、Yは自分からねだりもしないし、カメラを構えるととっさに逃げる。Yのほうが涼しげな顔立ちをしていて好みなんだけど…。

えさをもらうためなら、なりふりかまわないGに比べて、Yは「もらってやってもいいわよ」といった体。

猫好きでもないのに、毎日顔をあわせるもんだから、顔立ちで猫を識別できるようにしまった。

ま、ご近所さん、みたいなもんか。

引越していません。

 

7月末までに引越すはずだったのですが、引越していません。

紆余曲折の末、まだしばらく住んでいてもいい、ということになって、暑い、暑い、と言いながらも京町家に住み続けています。

結局、生活そのものもなんらかわることなく…。
わたし自身が、そう望んだのかもしれないんだけれど。

松屋町のねこ おねだり

ネコ失格

 

怒りの矛先をそこに向けるのは、理不尽なことだとはわかっているのだけれど。

ついに被害が出た。

木の扉の向こうに置いてあった、粉モンの袋が、のきなみ全部、ねずみにヤられている。

口惜しいのは、全部きれいに食べきってくれたら良いものの、袋をひきちぎられた程度のものでも、衛生上の不安から廃棄せざるを得ないこと。小麦粉も、パン粉も、パスタも、米も、ライスペーパーも、コーンスターチも、かつおぶしもヤられている。

あぁ、口惜しい。

その傍らのネコたちと言えば、
いやらしい鳴き声を上げて求愛中。

恋にうつつをぬかして、
ねずみを捕ろうともしないネコたちに、
しぜんと怒りの矛先が向く。

ねずみも捕れないなんて、ネコ失格やん!

ネコ模様

 

最近ずっと、家で作業をしていることもあって、
だいたい、常連ネコの顔ぶれもわかってきた。

ある日、キツネ色の立派な体格(デブ)のネコが、
執拗に、細身の色白ネコに迫っているところに出くわす。

あの奇妙なトーンの声で、デブが迫っていくと、
最初は同調していた色白も、
最後にはさっと身をかわして、軒の下に逃げ込む。

逃げられて、残念な面持ちのデブは、
有刺鉄線に毛をすりつけながら、
チラチラ、色白の様子をうかがったりして、
傍目に見ていて、ちょっと未練がましい。

ネコ模様もなかなか複雑なようで、
休憩がてら、観察するのがおもしろい。

8

 

8

母屋とはなれをつなぐ屋根のうえに、
1,2,3,4,5,6,7,8…8匹やん…。
住みついてるのは6匹やと思ってた。

家族団欒なんやろか…。
そりゃこんだけおったら、悪さするやつもおるわな。

ネコ屋敷の怪

 

最近、関係が悪化していると思う。

わがネコ屋敷のネコさんたち、
今まで、ゴミをあさる気配はあったものの、
実際に荒らしたことはなかったのに、
先日の朝、ゴミが散乱していた。

そして、今朝は、
中庭に置いてある洗濯機横のかごに入れてたブラックジーンズに、
足跡、足跡、足跡。そして、大量のネコ毛が付着。。。。

ちょっと、ネコさん、どうゆうこと?
わたしのジーンズで、何しはったん??

それとも、今まで気づかなかっただけなんやろか。
うーん。。。