新装開店のコーヒーショップでシンプルなエコバッグをもらったのをきっかけに、買い物の際は、そのバッグを持参し、なるだけポリ袋をもらわないようにしている。

さすがにこの寒くない冬に危機感を感じて、いままで「一人暮らしだし、少量だからいっか」と、あまり気にしていなかった牛乳パックもリサイクルにまわすようにしはじめた。

そうやって、少しずつでも具体的に社会にかかわりゆこうとすることで、自分の属する社会や、果ては地球にまで思い入れができてくる。

星の王子さまが、
あの一輪の花が、ぼくには、あんたたちみんなよりも、たいせつなんだ。だって、ぼくが水をかけた花なんだからね。覆いガラスもかけてやったんだからね…と言うくだりがある。

たいせつなものは、すでにたいせつなものとしてわたしの前に出現するのではなくて、たとえ最初はなんでもなかったものでも、たいせつに「する」というわたしからの積極的なかかわりによって、たいせつなものに「なっていく」のだということ。少し実感した。