世界はそんなに単純ではない
ということを、思い知る。

あることが、昨日とは全然違う様相を見せた。
昨日の自分の判断をくつがえすような事象が、今、現れた。
それも、己自身の関与によって。

自分は透明な観察者などではなくて、環境、あるいは対象に作用を及ぼす存在である、ということ。

関係性というのは、流動的でかつ相対的である、ということに加え、その複雑な関係性の項として、いやおうなしに自分自身も関与せざるを得ないのだ。

単純な二項対立の図式にあてはめられるような事象も、状況を俯瞰の位置から眺められるような状況も、実のところ「ほとんどない」のではなかろうか。

解なし。
あるいは、解は一つではないのかもしれない。