もうどうしようもないタイミングで、どうしようもなくひとを好きになってしまうことって、あるんだな。

前からずっと、そのひとが濃やかな感受性をたずさえていること、気にはなっていたけれど、たわいのない話のなかでそのひとが口にした「夕陽が綺麗だったから」のひとことで、すっかり好きになってしまった。

どうしたものだか。

そのひとに会うことができるのは、もうあと2回。
あと2回。