つらいものやきついものを、ただただ受け止めた上で陽気を心がけるということと、見ないようにして散らして浮かれるというのは、似ているが大きく違うと思う。

小説だからと油断すると、ゴリッと本質的な言葉にあたる。これは、吉本ばななの『スナックちどり』の主人公の言。