土曜、あわててハンス・コパー展を観に行く。

独特の薄さをそなえ、陶器の形そのものよりも、どうしても陶器が内包する空間のほうに意識が向く、いや、そんな抽象的なものではないな。

この薄い陶器の膜に内包されたの空気の’きもち’になるようなこと。
内包された側になりすます、というのか。
それがいやおうなく体感されるのが不思議でならなかった。

もう少し客観的にとらえなおすと、重量や、いわゆる塊としての量感から解放された世界。

くわえて、最初は一体化していた台座とオブジェの関係性がどんどん進化していく様子が興味深い。

そしてその美しさはおそろしくストイック。

後半のルーシーリーの作品の前で立ち止まって、不覚にも「ほっ」としてしまった。そのくらい、ハンス・コパーの作品を見ているときは、見ている側も張りつめていたのだと思う。

それにしてもルーシーリーの作品、良いなぁ。
印刷物でしか見たことがなかったけれど、実物の色、質感、えもいえぬバランス、に見蕩れてしまった。大阪での展示を楽しみにしておこう。