タイトルがあやふやだけれど、

親戚の家で猪熊弦一郎の、ARIZONA AND CACCINA DOLLSという画集を見せてもらった。

少し古いものだと思うけれど、装丁も遊び心にあふれていて、
作品も、とてものびのびと楽しいものだった。
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の常設で見る額装された作品は、均整がとれていてちょっとストイック。それよりも、この画集の線は奔放で、見ていて楽しい。
子どものころ、無心に絵を描いていたころの楽しさを彷彿とさせる。

それと、原美術館で開催中のピピロッティリスト展。

素晴らしい作品に出会ったときはいつも「自由でいいんだ」ということを思い知らされる。
知らず知らずのうちに、既成の枠のなかにはまっていることに気づかされる。
自分を不自由にしているのは、ほかならぬ自分自身なのだけれど。