最近ずっと、家で作業をしていることもあって、
だいたい、常連ネコの顔ぶれもわかってきた。

ある日、キツネ色の立派な体格(デブ)のネコが、
執拗に、細身の色白ネコに迫っているところに出くわす。

あの奇妙なトーンの声で、デブが迫っていくと、
最初は同調していた色白も、
最後にはさっと身をかわして、軒の下に逃げ込む。

逃げられて、残念な面持ちのデブは、
有刺鉄線に毛をすりつけながら、
チラチラ、色白の様子をうかがったりして、
傍目に見ていて、ちょっと未練がましい。

ネコ模様もなかなか複雑なようで、
休憩がてら、観察するのがおもしろい。