今年の春先からか。腸の調子がすこぶる悪い。
いまはやりの過敏性腸症候群だ。

週末はついに、胃までしんどくなって、早朝5時に胃痛で目覚める。
だめな一日…と思いながら、からだを引きずるようにして撮影に出かける。

本調子でない分、動きも緩慢になっていたのだけれど、かえって、世界の肌理を近くに感じた。

最近、忙しくしていたせいで、しっかりものを見るペースで生きてなかったのかもしれない。

ものをつくるのには、調子が悪いくらいがちょうどいい、というのは、たしか仲條正義さんの言。

絶好調で全速力、では見えないものもあるんだな。