モノクロの感受性

逆光だからか、叙情的。

「いい写真を撮りたい」という気持ちをどう実現していこうと考えたときに、ただ感受性や気分に頼るだけではだめで、冷静な分析とあわせていかないといけないなとあらためて思っています。

自分がどういった被写体のどういうところに関心があって撮っているのかということを徹底的に洗い出して分析するところからはじめようと思います。いま自分が撮っているものの限界をみきわめて、そこからそれを超える方向に向かっていきたいなと。

ちょうどいま、写真批評の講義を聴講していて、「泣かせる」写真の手法というのは定石があり、「海のような空虚な写真は見るひとが感情移入をしやすい、フェティッシュなものもしかり…」などといった話をきいています。いい写真を…という思いが、結果として単なる「泣かせる」手法に回収されるようなことにはなりたくないなぁ。