海が見たい。

ちがう、見たいんじゃない。厳密には。
海のそばにおっとりたい、ぼんやりと。

昨年は、撮影で訪れた舞子の海に、
ほんのすこし救われた、気がした。

かつて、好きになったのは、
おおらかで、広い海のようなひとだった。

海に近い土地の陽射しが好き。
内陸の陽射しは、逃げ場のない感じがして辛い。

海のこと、すこし、
想っているうちに、
やわらかい風がふく。

夕涼み、散歩に出かけよう。