GWは実家で1歳直前の姪と遊ぶ。

義妹の話で興味深かったのは、赤ちゃんが立とうとしたり、高い高いを喜ぶのは、新しい視界を得ようとしているからだ、という話。新しい視界を得たいという欲望は、そんなに早いうちから点火されていたのか、と思うと、ちょっと戦慄が走った。

その姪は、口のまわりについたご飯を拭こうとすると、激しく拒絶する。

もしかして…と思って、自分の手が姪の視界を遮らないように、あごのほうからふきんを口のまわりに持って行くと、これがおもしろいくらい、嫌がらなくなった。姪が嫌がっていたのは、口のまわりを拭かれることではなくって、視界を遮られることだったのかもしれない。

これはなかなか、奥が深そうだ。

いまの姪にとって「見る」がどういうことなのか、どういうことになっとるのか…うーん、ものすごく興味深い。