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それでもわたしは、世間知らずのお嬢さん、なんだろうか。

今日は朝から太秦の映画村を探検。
というのも、お貸しいただく衣裳の確認をするため。

衣裳を拝見して、そのあと担当者とお茶をした。

実はすごく忙しくて、あと数週間、こちらの申し出が遅かったら断っていたとのこと。
本当はいろんな仕事を断っているのだけれど…とおっしゃっていた。

なんで、うちみたいな、一見の、それも何の後ろ盾もない個人事務所の仕事を引き受けてもらえたのか不思議に思って尋ねたら、今後につながりそうな予感、と、やたら値切らなかったから、とおっしゃった。

最初から値切りにかかるひと、自分たちの持っている衣裳や技術の価値をわからないひととは、ロケの現場でも絶対うまくいかない。そういうのは、先に断るか、断られる方向に持っていくのだと。いろいろ、テレビのロケも断っているなかで、今回の仕事、引き受けてもらっている。

うちは、モノをつくるひとの工賃をたたくようなことは絶対にしない、
というのが信条だから、それが通じたのかもしれない。

安くあげることばかりを考えたら、実現できることもできなくなるんやなぁ…と思った。

そして、衣裳や技術以外の部分で、経費削減の努力をしてもらっている。
新幹線での移動を、社用車利用に切り替えてもらったり。

ひとつのものをつくりあげるのに、金銭のやりとりによる不信のなかで仕事をするよりも、お互いが納得する利益を確保したなかで、どう合理的に経費を削れるか知恵を出し合うほうが、よっぽど、建設的だと思う。

それでもわたしは、世間知らずのお嬢さん、なんだろうか。