所有することは、ほとんど必然的に所有されることだ
ガブリエル・マルセル

荷物の間からメモが出てきた。
メモにしてはひどくマニアックなんだけど。

いま、このタイミングでひらりわたしの目前に現れたことに、なにか特別な意味があるのではないか、と、考えてしまう。2月の緊急レクチャーで、クリストが「所有できない作品形態」について説明していたことを思い出す。

所有によって制約を受けることがある。作品は自由でなければならない、と。